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「硫黄島に行きたい!」 と殺到する能天気な罰当たりども [ニュース]

「硫黄島に行きたい!」 クルージングに問い合わせ殺到

クリント・イーストウッド監督のハリウッド映画で10月に公開された「父親たちの星条旗」と現在公開中の「硫黄島からの手紙」で舞台となった「硫黄島」を観光したいという問い合わせが小笠原観光協会などに相次いで寄せられている。

  かつての太平洋戦争の激戦地・硫黄島は現在、海上自衛隊が管理する航空基地や米軍の訓練施設があり、一般の立ち入り・居住は禁止されている。一般の人が"上陸"を許されるのは年1回、小笠原村が毎年行っている墓参事業のときだけ。しかし、それも基本的には硫黄島の旧島民であることが条件になっている。

この記事の続きは http://www.j-cast.com/2006/12/20004461.html


最近はあまり目にしなくなった“やらせ全開”と思しき映画のCM。配給会社とタッグを組んだ映画評論家や評論家モドキの芸NO人などによって「これで泣かなきゃ人間じゃない!」との呪文をインプットされたかどうかは知らないが、涙を拭うこともせず感情移入している観客とその様子を脇から撮影しているカメラ。観客がそれに気づかぬ事に違和感を覚えませんか?私なら金払って観ているところを勝手に撮影されたら“タダ”では済ませないのだが・・・・・。「これ観て泣かないヤツは人間ではない!」と言わんばかりの前宣伝にも腹が立つが、映画館から出て来た客が揃って「泣けました!」と連呼する様は低能・・・いや、低脳の見本市と言っても良いほどだ。

先のコメントはこの作品(「硫黄島からの手紙」)に対してのものではありませんので念のため。実は私、高齢になる親父がシベリア抑留帰還兵ということもあってか、硫黄島に関しては子供の頃から図書館で調べたり少ない小遣いを貯めては関係する本を買ったりしていましたから、その悲惨さについて知識的には少なからず持っていました。私は未だ映画「硫黄島からの手紙」は観ていませんが、それはその“玉砕の島”を映像として目にすることに躊躇いがあったからかもしれません。この作品はSFXを駆使した単なる戦争映画ではないということ、そして主演の渡辺兼さん曰く、「この作品は本来、日本人が作るべき映画だった」ということなので、野暮用が済んだら静かに観ることが出来るウイークデイに行こうと思っています。

そんな中で耳にしたのがこのニュース。先日の“崖っぷち犬” に登場する身勝手な輩や、“厚労省の奴隷化計画を「全く知らない」73%のお気楽衆” にも通じるような能天気の群れが「硫黄島クルージングに行きたい!」 などとバカ丸出しの戯言をほざいているそうです。この映画を観て「戦争について真剣に考えようと思った」あるいは、「硫黄島を勉強してみようと思う」、または「船上からでも良いから黙祷を捧げたい」とでも言うのなら英霊達も浮かばれようが、お気楽観光で行きたいとは単なる“アホバカ能天気”ではすまない。最後の攻撃の直前、将兵を前に『後世の日本国民は自分たちが硫黄島で戦ったことを必ず思いだしてくれる』 と言った栗林中将の遺言は、「硫黄島クルージングに行きたい!」という この“アホバカ能天気”どもの腐れ脳には届かなかったようだ。罰当たりどもめ!


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ナカサン

>>noricさん
niceをありがとうございます。
by ナカサン (2006-12-22 19:19) 

ado-chan

平和が当たり前と思っている人たちがこのままアホだと
自然の力によりゼロに戻されそうで怖いです。
by ado-chan (2006-12-22 22:23) 

ナカサン

>>adoちゃん
nice・コメントをありがとうございます。
命もリセット出来ると思っているアホが多いらしいですが、
そんなアホだけをふるいにかけてリセットして欲しいものです。
by ナカサン (2006-12-23 15:04) 

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